私は、日本近代文学ゼミに所属しているのですが、三島由紀夫の「美しい星」という作品について研究しています。「宇宙人」や「空飛ぶ円盤」が登場するSFチックな作品で、小説だけを読んでも面白いですが、三島の創作余談などを知ると、ラストシーンの解釈が深まります。また、読み手によってさまざまな解釈が生まれるのも、文学の面白さの一つだと思います。
高校生のころから、国語の教員になりたいと考えていました。教職インターンシップの一環で、豊橋市の中学校の野外活動に参加させていただきました。宿泊を伴う活動でとても大変でしたが、ウォークラリーで仲間を思いやる生徒の姿に感動し、こんな生徒を育てられる教員になりたいと思いました。将来は、生徒に親身に寄り添える教員になりたいと思います。生徒が困っているときは勿論、嬉しいことがあったときも、生徒とその気持ちを分かち合えるような教員になりたいです。
教職課程センターでは、低年次から、たくさんの経験を積むことができました。センターでは、先輩方からたくさんのボランティア活動を紹介していただき、一年次には、児童養護施設で学習支援のボランティアをしていました。そのほかにも先輩教師に学ぶ会や模擬授業大会など、先輩方と一緒に学ぶ機会が多く、学年を超えた交流ができました。教職課程センターの先生方は、八月中旬の採用試験に向けて、お盆休みの期間もセンターを開室し、試験対策をしてくださいました。初めての試験はとても緊張しましたが、先生方は試験対策中、「あなたの強みはここだね」と私たち学生一人ひとりの良さをたくさん見つけてくださったので、自信をもって試験に臨むことができました。